スウェーデン総選挙「極右躍進」で浮き彫りとなった「欧州ポピュリズム」の本質

執筆者:渡邊啓貴 2018年9月12日
エリア: ヨーロッパ
スウェーデン総選挙の翌日の各紙。中道左派連合も中道右派連合も過半数を獲得しておらず、紙面からは先行きの不透明さが見て取れる (C)AFP=時事
 

 9月9日に行われたスウェーデン議会選挙では、政権与党「社会民主労働党」(社民党)を中心とする中道左派連合(「社民党」、「緑の党」、「左翼党」)と、穏健党を中心とする中道右派連合(「穏健党」、「中央党」、「自由党」、「キリスト教民主党」)がともに41%を切り、どちらも過半数を制することができなかったため、連立政権の誕生となる見込みだ。両勢力はコンマ差で拮抗しており、総議席数349に対して、左派連合は144議席、右派連合は143議席と、現段階では見込まれる(最終的な開票結果は、12日に行われる海外在住スウェーデン人の開票後)。

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執筆者プロフィール
渡邊啓貴 東京外国語大学大学院総合国際学研究院教授。1954年生れ。パリ第一大学大学院博士課程修了、パリ高等研究大学院・リヨン高等師範大学校客員教授、シグール研究センター(ジョージ・ワシントン大学)客員研究員、在仏日本大使館広報文化担当公使(2008-10)を経て現在に至る。著書に『ミッテラン時代のフランス』(芦書房)、『フランス現代史』(中公新書)、『ポスト帝国』(駿河台出版社)、『米欧同盟の協調と対立』『ヨーロッパ国際関係史』(ともに有斐閣)『シャルル・ドゴ-ル』(慶應義塾大学出版会)『フランス文化外交戦略に学ぶ』(大修館書店)『現代フランス 「栄光の時代」の終焉 欧州への活路』(岩波書店)など。
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