クリントン仲介「ボリス・リュウ」とオバマ反対「ウラジーミル・シンゾー」の違い
ウラジオストクで9月10日に行われた安倍晋三首相とウラジーミル・プーチン露大統領の22回目の首脳会談は、北方領土問題でまたも進展がなかった。大統領はその2日後のパネル・ディスカッションで、前提条件なしの平和条約を年末までに締結するとの新提案を唐突に行い、日本側を翻弄した。
首脳会談後の記者発表で、プーチン大統領は領土問題について「短期間で解決できると考えるのはナイーブだ」と強調。パネル・ディスカッションでは「ロシアにとって政治的、心理的に困難かつ敏感な問題だ」と述べ、早期解決の意思がないことを示唆した。島を返した場合に米軍が使用する可能性にも改めて言及している。
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