【月】食考学、米政権人名録、君主号、ボナール、
   書評、灼熱、INF全廃、「中東通信」

執筆者:フォーサイト編集部 2018年10月29日
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先週金曜日午後から週末にかけて、以下の6本の記事をアップロードしました。

【マレー半島】華人の過酷な労働を支えた栄養満点の肉骨茶(パクテー)(世界漫遊「食考学」の旅・野嶋剛さん):シンガポールやマレーシアで食される「肉骨茶」という料理をご存知でしょうか。柔らかくなるまで煮込んだ骨付き豚肉のスープで、滋養強壮に効くのだとか。その成り立ちとは——。「世界漫遊『食考学』の旅」第6回です!

 

トランプ政権「閣僚・重要ポスト人名録」(28)シポローネ大統領法律顧問(アメリカの部屋・足立正彦さん):日本のメディアはほとんど注目しませんが、実はこの人事、来たる中間選挙後を見据えた、トランプ大統領の実に用意周到な配置なのです。

 

皇帝の併存(「君主号」の世界史・岡本隆司さん):ローマの統治形態、そして皇帝のありようは、カール大帝以後大きく変質していきました。それにはキリスト教が深く関わっていたのでした。

 

「日本かぶれのナビ」と呼ばれた光と色彩の画家ピエール・ボナール(フォーサイト編集部):19世紀末、パリで活躍した芸術家グループ「ナビ派」。中心人物であるピエール・ボナールは日本美術に傾倒したことから、「日本かぶれのナビ」と呼ばれました。彼が生涯追い求めたものとは。無料公開中。

 

乙川優三郎『ある日 失わずにすむもの』 評者:中江有里(女優・作家)(Bookworm):やがて来る戦争が描かれる12編の物語が収められた本書。いつの間にか戦争を受容する人々を描き、評者は、ふと日常にあらわれた戦争の暗い穴を提示しているといいます。無料公開中。

 

灼熱――評伝「藤原あき」の生涯(15)(佐野美和さん):あきが運命的な出会いをした「我らのテナー」藤原義江。今回から第2章に突入、義江の数奇な運命を辿っていきます。無料公開中。

 

金曜17時には、「トランプ『今日のつぶやき』解説付!」も更新しています。トランプ大統領がツイッター社にフォロワーを削除されたと文句をつけていますが、それほどツイッターは彼にとって重要な武器なのでしょう。

 

そして本日の更新記事は、田中直毅さんの好評連載「経済の頭で考えたこと」第103回「米『INF全廃』離脱に見える『核なき世界』追求の衰え」です。双方の喉元に突き付け合った恐怖を除去したINF全廃は、冷戦を崩壊させ、「核なき世界」へと向かわせました。そんな今、米国がINF全廃から離脱する意味とは――。

 

また、「池内恵の中東通信」では、以下の記事をアップロードしています。

イスラエルのネタニヤフ首相がオマーンを電撃訪問:議題はパレスチナかイランか:アラブ世界の中では特殊な位置づけにある国、オマーン。ネタニヤフ首相の狙いは何なのか、イスラエルを取り巻く外交・安保上の現状、問題点が明快に分かります。

 

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