金正恩「ソウル訪問」第2回「米朝首脳会談」ありや否や(3)

執筆者:平井久志 2018年12月18日
朝鮮半島問題で、中国は従来の姿勢を変えたのか(写真はブエノスアイレスでの米中首脳会談。左端・習近平国家主席、右端・トランプ大統領)(C)AFP=時事

 

 米朝交渉が膠着する中で注目されたのは、アルゼンチンのブエノスアイレスで11月30日から12月1日まで開かれた主要20カ国・地域(G20)首脳会議の前後に行われる、米韓首脳会談、米中首脳会談で朝鮮問題がどう協議されるかだった。

米は「制裁堅持」韓国は「ソウル訪問実現」

 ホワイトハウスのサラ・サンダース報道官は11月29日、G20首脳会議の期間中に開催予定だった米露首脳会談の開催が中止になったことを発表する際に、「対トルコ、および対韓国との会談は正式な2国間会談ではなく、PULL ASIDEになる」と語った。「PULL ASIDE」とは「脇に連れ出して」と言う意味に取れるが、これは正式会談ではなく、会議の合間に略式でやる会談というニュアンスのようだ。

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執筆者プロフィール
平井久志 ジャーナリスト。1952年香川県生れ。75年早稲田大学法学部卒業、共同通信社に入社。外信部、ソウル支局長、北京特派員、編集委員兼論説委員などを経て2012年3月に定年退社。現在、共同通信客員論説委員。2002年、瀋陽事件報道で新聞協会賞受賞。同年、瀋陽事件や北朝鮮経済改革などの朝鮮問題報道でボーン・上田賞受賞。 著書に『ソウル打令―反日と嫌韓の谷間で―』『日韓子育て戦争―「虹」と「星」が架ける橋―』(共に徳間書店)、『コリア打令―あまりにダイナミックな韓国人の現住所―』(ビジネス社)、『なぜ北朝鮮は孤立するのか 金正日 破局へ向かう「先軍体制」』(新潮選書)『北朝鮮の指導体制と後継 金正日から金正恩へ』(岩波現代文庫)など。
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