支持率「急落」のプーチン大統領が描く「大ロシア構想」という薄氷の野望

執筆者:古葉祥太 2019年2月21日
エリア: ヨーロッパ
2月半ば、ロシア・ソチで3日間にわたる会談を行ったロシアのプーチン大統領(左)とベラルーシのルカシェンコ大統領(右)。一緒にスキーをして親密さを演出したが…… (C)AFP=時事

 

 ロシアのウラジーミル・プーチン大統領の支持率が急速に低下している。経済停滞が続くなかで、2018年夏場まで8割を超えていた支持率は、6割台にまで落ちた。景気浮揚の道筋が描けぬなか、国民の求心力を保つための新たな秘策が浮上している。

「用心した方が良い」

 「プーチンは3年以内に(旧ソ連諸国を取り込む)“大ロシア”を構築し、新しい連邦の大統領に就任するつもりだ。用心した方が良い」。

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古葉祥太(こばしょうた) ジャーナリスト
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