【月】スリランカ津波、サウジアラムコ、書評、
   灼熱、オオカミ信仰の里再生(上)

執筆者:フォーサイト編集部 2019年3月4日
タグ: 金正恩

先週金曜午後から週末にかけて、以下の4本の記事をアップロードしました。

【ブックハンティング】「愛しい死者」に慰められる「心の不思議」(大井玄さん):突然の津波で失った最愛の家族を、想い出の中だけの存在ではなく、共に「生きる」という想いで息づき、しゃべり、笑い、そして元気づけられるーー。心に染み入る物語です。

 

「サウジアラムコ」CEOが投じた「問題提起」(エネルギーの部屋・岩瀬昇さん):世界最大の石油会社のトップが、石油業界は「化石燃料悪玉説」によって大いに誤解されており、そのために危機に陥っている、という問題敵を投げかけています。

 

藤井省三『魯迅と紹興酒 お酒で読み解く現代中国文化史』 評者:板谷敏彦(作家)(Bookworm):「NHKラジオ中国語講座」のテキスト(2003〜04年度)にエッセー「中国酒で味わう現代文化」を連載していた筆者が、その後の時代の分も加筆修正した本書。中国のお酒の蘊蓄とそれにまつわる中国文学と映画が軽妙な筆致で描かれています。

 

灼熱――評伝「藤原あき」の生涯(33)(佐野美和さん):父から洋行の援助をもらえることになり、勇躍、下関の父を尋ねる義江。しかし、数年ぶりの対面を果たし、将来の夢を抱いて帰京した義江に1通の電報が届く。

 

金曜17時には、『トランプ「今日のつぶやき」解説付!』(藤原朝子さん)も更新しています。合意は出来なくても金正恩委員長を信じる――。そんな言い訳が虚しく響いた米朝首脳会談。ツイッターも静かです。

 

そして今朝の更新記事は、寺島英弥さんの『飯舘村「オオカミ信仰」の里で始まった「人と人の交流」の地域再生』(上)です。福島県飯舘村の山津見神社には、オオカミを山の神の使いとする、日本でも例を見ない信仰があります。が、神社は震災で避難区域になったうえに、火事で全焼。その再生が始まりました。

 

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