ポピュリズムと地政学:バノン思想の「今」を探る
ドナルド・トランプ米大統領当選の立役者である元首席戦略官スティーブ・バノンが、3月上旬来日した。2017年8月にホワイトハウスを去った後は、欧州や南米でポピュリズム政治家を支援する運動を続け、今や国境を超えて世界のポピュリズム運動の教祖的な存在となった。
今回の来日でも、中国という「外からの脅威」と「大衆の救済」いうポピュリズム・メッセージを強烈に発し続けた。世界と米国はどこに向かうのか。その手掛かりとなるバノン思想の「今」を、東京での講演や本人へのインタビューを通して分析したい。
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