世界の「繁栄・安全」をもたらした米国が崩壊させる「戦後秩序」

執筆者:花田吉隆 2019年5月1日
それぞれの思惑が絡み合い、世界秩序は崩壊に向かうのか…… (C)時事

 

 戦後秩序は崩れ去ろうとしているのだろうか。

 第2次世界大戦が終了した時、米国は戦後秩序のグランドデザインを描き、それに従い世界秩序を再編した。通常言われるのは「政治の国連」と「経済のブレトン・ウッズ体制(第2次世界大戦後の国際経済体制)」だが、ここでは、ヨーロッパの視点から見てみたい。米国による、いわゆる戦後の自由民主主義体制は政治評論家のロバート・ケーガンが国際政治経済誌『フォーリン・アフェアーズ』で指摘する通り、以下4つの柱で構成されていた。

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執筆者プロフィール
花田吉隆 元防衛大学校教授。1977年東京大学法学部卒業。同年外務省入省。在スイス大使館公使、在フランクフルト総領事、在東ティモール特命全権大使、防衛大学校教授などを歴任。
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