北朝鮮「ミサイル発射」挑発の真意(2)

執筆者:平井久志 2019年5月23日
エリア: 朝鮮半島
昨年2月8日、朝鮮人民軍建軍70周年記念軍事パレードに登場した、「北朝鮮版イスカンデル」と思われるミサイル(『労働新聞』HPより)

 

 北朝鮮が5月4日、9日に発射した「短距離ミサイル」は、北朝鮮が公表した写真などから、前述した「北朝鮮版イスカンデル」の可能性が高いとみられている。しかし、このミサイルが登場したのは実はこれが初めてではない。

昨年2月のパレード登場ミサイルか?

 北朝鮮は平昌冬季五輪開幕式の前日の2018年2月8日、「建軍70周年」に行った軍事パレードで、新型の短距離ミサイルを登場させた。移動式発射台に2基ずつ6台の4軸装輪式車両が登場したが(冒頭写真)、北朝鮮は、まだこのミサイルの発射実験を行っていなかった。5月4日、9日に発射されたのは、このパレードに登場した新型短距離ミサイルではないかという見方が有力だ。

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執筆者プロフィール
平井久志 ジャーナリスト。1952年香川県生れ。75年早稲田大学法学部卒業、共同通信社に入社。外信部、ソウル支局長、北京特派員、編集委員兼論説委員などを経て2012年3月に定年退社。現在、共同通信客員論説委員。2002年、瀋陽事件報道で新聞協会賞受賞。同年、瀋陽事件や北朝鮮経済改革などの朝鮮問題報道でボーン・上田賞受賞。 著書に『ソウル打令―反日と嫌韓の谷間で―』『日韓子育て戦争―「虹」と「星」が架ける橋―』(共に徳間書店)、『コリア打令―あまりにダイナミックな韓国人の現住所―』(ビジネス社)、『なぜ北朝鮮は孤立するのか 金正日 破局へ向かう「先軍体制」』(新潮選書)『北朝鮮の指導体制と後継 金正日から金正恩へ』(岩波現代文庫)など。
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