「高校野球」と「日米安保」:日米は互いに「スクイズ・バント」できるのか

執筆者:林吉永 2019年8月1日
エリア: 北米 日本
スクイズ・バントが必ず成功するわけではないけれど (C)時事

 

 夏の高校野球予選が終わった。甲子園大会は8月6日(火)に開幕する。

 野球はアメリカで生まれたスポーツだ。多人種・多国家からの移民「合衆」国は、常に国家への忠誠と、「アメリカ意識」を植え付けなければ、まとまりの無い、勝手放題が野放しの烏合の衆に陥る。そこで「まとまる意識を植え付ける」ため考えられたアメリカン・スポーツが「野球」である。筆者の勝手な思いを紹介したい。

アメリカに流れる「野球精神」

 野球では、「徹底したチーム・プレー」が求められる。その嚆矢が「勝利のための犠牲」であって、その現れが「ワン・アウト・ランナー3塁」のケースでの「スクイズ・バント」だ。打者は、見事なまでの「特攻精神」で「監督の指揮に応え」、「3塁ランナーとの連携を信じて」、「ホームインのイメージを描き」、「必死の犠牲打」を放つ。

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執筆者プロフィール
林吉永 はやし・よしなが NPO国際地政学研究所理事、軍事史学者。1942年神奈川県生れ。65年防衛大卒、米国空軍大学留学、航空幕僚監部総務課長などを経て、航空自衛隊北部航空警戒管制団司令、第7航空団司令、幹部候補生学校長を歴任、退官後2007年まで防衛研究所戦史部長。日本戦略研究フォーラム常務理事を経て、2011年9月国際地政学研究所を発起設立。政府調査業務の執筆編集、シンポジウムの企画運営、海外研究所との協同セミナーの企画運営などを行っている。
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