今度は「エネルギー相」も解任「王族初抜擢」ムハンマド皇太子の思惑と成否

執筆者:岩瀬昇 2019年9月12日
エリア: 中東
アブドルアジズ王子の大臣就任を報じる現地メディア
 

 サウジアラビア(以下、サウジ)が王国建国以来の伝統を破り、国家にとって最重要閣僚であるエネルギー大臣に王族の1人を任命したことが持つ意味は何か?

 誰にとっても、この問いに答えることはけっして簡単なことではない。

 ましてや学者でも研究者でもなく、アラビア語の1つも解さない、一介のサラリーマン卒業生に過ぎない筆者の手に負える問題ではないのかもしれない。

 だが、日本人全般のエネルギーリテラシーを高めるお手伝いをすることを自らの任務と課している筆者としては、考えてみる、その考える道筋を紹介してみる、それだけのことでもやってみるべきだ、と考え、以下書き続けることにする。

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執筆者プロフィール
岩瀬昇 1948年、埼玉県生まれ。エネルギーアナリスト。浦和高校、東京大学法学部卒業。71年三井物産入社、2002年三井石油開発に出向、10年常務執行役員、12年顧問。三井物産入社以来、香港、台北、2度のロンドン、ニューヨーク、テヘラン、バンコクの延べ21年間にわたる海外勤務を含め、一貫してエネルギー関連業務に従事。14年6月に三井石油開発退職後は、新興国・エネルギー関連の勉強会「金曜懇話会」代表世話人として、後進の育成、講演・執筆活動を続けている。著書に『石油の「埋蔵量」は誰が決めるのか?  エネルギー情報学入門』(文春新書) 、『日本軍はなぜ満洲大油田を発見できなかったのか』 (同)、『原油暴落の謎を解く』(同)、最新刊に『超エネルギー地政学 アメリカ・ロシア・中東編』(エネルギーフォーラム)がある。
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