国際人のための日本古代史
国際人のための日本古代史 (117)

「神事」「神祭り」だけではない「大嘗祭」に隠された最大の謎

執筆者:関裕二 2019年11月11日
タグ: 日本
エリア: アジア
「即位礼正殿の儀」で即位を宣言される天皇陛下と皇后さま(C)時事
 

 大嘗祭(だいじょうさい)が、いよいよ11月14日、15日に執り行われる。即位後最初の新嘗祭(しんじょうさい、にいなめさい)を、大嘗祭と呼ぶ。天皇にとってもっとも大切な1代1度の祭事だ。また、毎年行われる新嘗祭は、新穀を天神地祇にお供えし、そのあと天皇みずから食す神事(共食)で、「共食」そのものが、重要な呪術の1つなのだ。たとえば初代神武天皇がヤマト入りするとき、天香久山の埴土(はにつち)を用いて造った土器に神饌(食べ物)を盛り、神に供え、共に食したことで、決して負けぬ体になったという。要するに大嘗祭とは、天皇が即位後、はじめて神と食事をともにする神事といえよう。

カテゴリ: カルチャー
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執筆者プロフィール
関裕二 1959年千葉県生れ。仏教美術に魅せられ日本古代史を研究。『藤原氏の正体』『蘇我氏の正体』『物部氏の正体』(以上、新潮文庫)、『伊勢神宮の暗号』(講談社)、『天皇名の暗号』(芸文社)、『「死の国」熊野と巡礼の道: 古代史謎解き紀行』 (新潮文庫)など著書多数。最新刊に『神武天皇 vs. 卑弥呼 ヤマト建国を推理する』(新潮新書)、『古代日本人と朝鮮半島』(PHP文庫)、『「始まりの国」淡路と「陰の王国」大阪: 古代史謎解き紀行』(新潮文庫)がある。
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