逃げる「保守党」逆転狙う「労働党」:どうなる「ブレグジット総選挙」

執筆者:国末憲人 2019年12月10日
エリア: ヨーロッパ
「選挙分析の教祖」と呼ばれるストラスクライド大学のジョン・カーティス教授(筆者提供)

 

 英総選挙の投開票が今月12日に迫った。保守党が勝てばEU(欧州連合)離脱に突き進み、労働党が躍進すればその流れが変わる。英国にとって、また欧州にとって、岐路となる日である。

 その終盤情勢を探ってみた。下馬評通り、保守党の優位は変わらない。2年前の総選挙ではそう言われつつ最後になって労働党が巻き返したが、今回はどうだろうか。

すべては交渉次第

 英総選挙は、完全小選挙区で650の議席を争う。議会への出席を拒む勢力があるので、320~322議席前後を取れば事実上の過半数になり、ほぼ安定した政権を運営できるとみられる。

カテゴリ: 政治
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執筆者プロフィール
国末憲人 1963年岡山県生まれ。85年大阪大学卒業。87年パリ第2大学新聞研究所を中退し朝日新聞社に入社。パリ支局長、論説委員、GLOBE編集長を経て、現在は朝日新聞ヨーロッパ総局長。著書に『自爆テロリストの正体』『サルコジ』『ミシュラン 三つ星と世界戦略』(いずれも新潮社)、『ポピュリズムに蝕まれるフランス』『イラク戦争の深淵』『巨大「実験国家」EUは生き残れるのか?』(いずれも草思社)、『ユネスコ「無形文化遺産」』(平凡社)、『ポピュリズム化する世界』(プレジデント社)など多数。新著に『テロリストの誕生 イスラム過激派テロの虚像と実像』(草思社)がある。
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