【月】シラク(中)(下)、書評、
   サウジアラムコ上場、灼熱、高齢者いじめ

執筆者:フォーサイト編集部 2019年12月16日
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金曜午後から週末にかけて、以下の5本の記事をアップロードしました。

「ブルドーザー」と呼ばれた大統領:ジャック・シラクとフランス政治の変遷(中)(ヨーロッパの部屋・渡邊啓貴さん):若い頃は同志、師弟のような関係でありながら、後年激しく争ったミッテラン。性急で強引な性格故にこの争いでシラクは最初の挫折を経験しますが、のちにはその経験を大いに活かして行くことになります。

 

「ブルドーザー」と呼ばれた大統領:ジャック・シラクとフランス政治の変遷(下)(ヨーロッパの部屋・渡邊啓貴さん):大統領時代、9.11で真っ先に弔問で訪米した際、ブッシュ大統領のイラク攻撃に断固反対して世界の喝采を。が、自国では核実験を再開したことで、世界の大批判を浴びました。軌跡を辿ったシリーズ、最終回です。

 

誉田哲也『背中の蜘蛛』 評者:香山二三郎(コラムニスト)(Bookworm):警察にとって新技術の導入は捜査を進化させても、いいことばかりとは限りません。本書はその闇をえぐり出した問題作だそう。社会的弱者の悲劇をもリアルに浮き彫りにし、社会派警察小説に新たな局面を切り開いています。

 

ついに上場「サウジアラムコ」この先「株価」と「経済改革」はどうなる(エネルギーの部屋・岩瀬昇さん):ようやく上場し、世界最大規模ともてはやす報道ばかりですが、では今後の株化の推移はどうなるのか、という視点がまったくありません。それ以上に、ではその上場益で肝心要の改革は進むのかの考察・指摘が必要なのでは。

 

灼熱――評伝「藤原あき」の生涯(82)(佐野美和さん):女性販売店主たちへの講演が資生堂経営陣の高評価を受け、やり甲斐を感じつつ充実した日々を送るあき。そして今度は若い女性部員たちの教育のため、現地での美容状況を視察するべくアメリカへの出張を命じられるのだった。

 

金曜17時には、『トランプ「今日のつぶやき」解説付!』(藤原朝子さん)も更新しています。グレタ・トゥーンベリさんがTIME誌の「ことしの人」に選ばれたことに、ご立腹のトランプ大統領。「馬鹿げてる」「グレタは怒りを抑えることを学ぶべきだ」などとツイートしたところ、グレタさんが見事な切り返しを見せました。

 

そして本日の更新記事はこちらです。

「年金制度改正」で加速する安倍政権「高齢者いじめ」(鷲尾香一さん):安倍首相の目指す「美しい日本を取り戻す」とは、「隠居」という風習をぶっ壊し、高齢者にさらなる鞭を入れ続けることのようです。その実態がここにあります。

 

 

 

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