「コロナ接触確認アプリ」でスルーされている「プライバシーと公益」議論

執筆者:大西康之 2020年8月7日
タグ: 新型コロナ
エリア: アジア
新型コロナウイルスの感染者と濃厚接触した可能性を通知するスマートフォン向けアプリ「COCOA(ココア)」。感染者と接触があった場合に利用者へ通知し、早期の検査につなげて感染拡大を抑えるのが狙いだが…… (C)時事

 

 新型コロナウイルス接触確認アプリ「COCOA」をご存知だろうか。スマホの近接通信機能(Bluetooth)を利用して、ウイルス感染者と接触した可能性を検知し、登録者に通知するアプリで、政府が6月中旬にリリースした。

 新型コロナの感染拡大が始まってから、中国を皮切りに各国で同種のアプリが導入されているが、運用方法は国によって異なる。

カテゴリ: IT・メディア 政治
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執筆者プロフィール
大西康之(おおにしやすゆき) 経済ジャーナリスト、1965年生まれ。1988年日本経済新聞に入社し、産業部で企業取材を担当。98年、欧州総局(ロンドン)。日本経済新聞編集委員、日経ビジネス編集委員を経て2016年に独立。著書に『GAFAMvs.中国Big4 デジタルキングダムを制するのは誰か?』(文藝春秋)、『起業の天才! 江副浩正 8兆円企業リクルートをつくった男』(東洋経済新報社)、『東芝解体 電機メーカーが消える日』 (講談社現代新書)、『稲盛和夫最後の闘い~JAL再生に賭けた経営者人生』(日本経済新聞社)、『ロケット・ササキ ジョブズが憧れた伝説のエンジニア・佐々木正』(新潮文庫) 、『流山がすごい』(新潮新書)などがある。
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