「世界企業ランキング」ついに「米中」逆転でさらに深まる「新冷戦」

執筆者:後藤康浩 2020年8月24日
エリア: アジア 北米
 

 米国の経済誌『フォーチュン』が毎年発表している、売上高で見た世界の500社ランキング「フォーチュン・グローバル500」で、中国(香港含む)企業が124社ランクインし、121社の米国を初めて抜いて、首位に立った。3位は53社の日本だった。

 粗鋼生産量、自動車販売台数、国際特許出願件数など様々な指標で既に中国は米国を上回っているが、資本主義の主役ともいえる企業の規模で中国が優位に立つことは米国を強く刺激し、米中冷戦はますます深まる恐れがある。

国有企業が大半を占めているが

「フォーチュン・グローバル500」の国・地域別企業数をどう評価するかについては、意見が分かれるだろう。中国企業124社のうち、90社は国有企業だからだ。

カテゴリ: 政治 経済・ビジネス
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執筆者プロフィール
後藤康浩 亜細亜大学都市創造学部教授、元日本経済新聞論説委員・編集委員。 1958年福岡県生まれ。早稲田大政経学部卒、豪ボンド大MBA修了。1984年日経新聞入社。社会部、国際部、バーレーン支局、欧州総局(ロンドン)駐在、東京本社産業部、中国総局(北京)駐在などを経て、産業部編集委員、論説委員、アジア部長、編集委員などを歴任。2016年4月から現職。産業政策、モノづくり、アジア経済、資源エネルギー問題などを専門とし、大学で教鞭を執る傍ら、テレビ東京系列『未来世紀ジパング』などにも出演していた。現在も幅広いメディアで講演や執筆活動を行うほか、企業の社外取締役なども務めている。著書に『アジア都市の成長戦略』(2018年度「岡倉天心記念賞」受賞/慶應義塾大学出版会)、『ネクスト・アジア』(日本経済新聞出版)、『資源・食糧・エネルギーが変える世界』(日本経済新聞出版)、『アジア力』(日本経済新聞出版)、『強い工場』(日経BP)、『勝つ工場』(日本経済新聞出版)などがある。
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