岩瀬昇のエネルギー通信 (345)

巨大プレイヤーの参入続く風力発電「BPは利益を上げられるか」

執筆者:岩瀬昇 2021年2月15日
エリア: ヨーロッパ
低コストの洋上風力発電には遠浅の海が必要だ(写真はイメージ)
 

「風車」と聞くと、読者の皆さんは何を思い浮かべるのだろうか?

   ドン・キホーテが巨人と思い込み、果敢に戦いを挑んだ光景?

   あるいは、グリム童話『少女と悪魔と風車小屋』だろうか?

 

   かの時代の風車は、水車と一緒で、製粉するためのものだった。

   現代の風車は、風力発電のためのものだ。

フォーサイト最新記事のお知らせを受け取れます。
執筆者プロフィール
岩瀬昇(いわせのぼる) 1948年、埼玉県生まれ。エネルギーアナリスト。浦和高校、東京大学法学部卒業。71年三井物産入社、2002年三井石油開発に出向、10年常務執行役員、12年顧問。三井物産入社以来、香港、台北、2度のロンドン、ニューヨーク、テヘラン、バンコクの延べ21年間にわたる海外勤務を含め、一貫してエネルギー関連業務に従事。14年6月に三井石油開発退職後は、新興国・エネルギー関連の勉強会「金曜懇話会」代表世話人として、後進の育成、講演・執筆活動を続けている。著書に『石油の「埋蔵量」は誰が決めるのか?  エネルギー情報学入門』(文春新書) 、『日本軍はなぜ満洲大油田を発見できなかったのか』 (同)、『原油暴落の謎を解く』(同)、最新刊に『超エネルギー地政学 アメリカ・ロシア・中東編』(エネルギーフォーラム)がある。
  • 24時間
  • 1週間
  • f
back to top