岩瀬昇のエネルギー通信
(346)
北米でも大寒波来襲で改めて問う「停電リスクに耐えられるか?」

再生可能エネルギーはコストと安定供給に難がある。トレードオフから目を逸らすことはできないが(写真はイメージ)
昨年末から今年初めにかけて、日本の電力逼迫の一因となった北極圏からの寒波が米国を襲っており、南部テキサス州の電力供給も逼迫の度を強めるだろうと『フィナンシャル・タイムズ』(FT)が伝えた。
いろいろと考えさせられるニュースだ。
筆者は本欄に『「LNGスポット」寒波で高騰「日本停電」可能性と理由』(2021年1月13日)を寄稿し、LNG(液化天然ガス)は「コモディティ化」の「入り口」に立っているが完全とは言えないので、来冬以降も同じことが起こりうるだろう、と申し上げた。

「フォーサイト」は、月額800円のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。
フォーサイト会員の方はここからログイン