CO2排出ネットゼロ時代に「プラスチック」は消えるのか

ダニエル・ヤーギン新著『The New Map』を読む

執筆者:岩瀬昇 2021年4月5日
タグ: 菅義偉 日本
エリア: その他

海洋プラスチックごみの90%はアジアやアフリカ諸国から出されている (写真はイメージ)

 

   時間がかかったが、名著『石油の世紀 支配者たちの興亡』(日本放送出版協会、1991年)の著者ダニエル・ヤーギンの最新本『The New Map』(Penguin Press、2020年)を読み終え、ようやく長いあいだ考え込んでいた疑問が氷解した。

 

   筆者の心の中でもやもやしていた疑問とは、「排出ネットゼロ(カーボンニュートラル)」が実現した社会では、現代生活の隅々にまで普及している各種石油化学製品(プラスチック)はどうなっているのだろうか、ということだった。

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執筆者プロフィール
岩瀬昇 1948年、埼玉県生まれ。エネルギーアナリスト。浦和高校、東京大学法学部卒業。71年三井物産入社、2002年三井石油開発に出向、10年常務執行役員、12年顧問。三井物産入社以来、香港、台北、2度のロンドン、ニューヨーク、テヘラン、バンコクの延べ21年間にわたる海外勤務を含め、一貫してエネルギー関連業務に従事。14年6月に三井石油開発退職後は、新興国・エネルギー関連の勉強会「金曜懇話会」代表世話人として、後進の育成、講演・執筆活動を続けている。著書に『石油の「埋蔵量」は誰が決めるのか?  エネルギー情報学入門』(文春新書) 、『日本軍はなぜ満洲大油田を発見できなかったのか』 (同)、『原油暴落の謎を解く』(同)、最新刊に『超エネルギー地政学 アメリカ・ロシア・中東編』(エネルギーフォーラム)がある。
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