内容判明「金正恩時代の党規約」の持つ意味とは 

執筆者:平井久志 2021年6月23日
タグ: 北朝鮮 金正恩
エリア: アジア
自らの治世で「社会主義強国」を達成できるか[KCNA VIA KNS](C)AFP=時事
明らかになった朝鮮労働党規約の改正内容は、「党第1書記ポストの新設」と「赤化統一路線の放棄」だけではない。「金正恩体制」を盤石なものにするためにさまざまな変更が施されているのだ。

 北朝鮮は今年1月の第8回朝鮮労働党大会で党規約を改正した。

 その規約改正の大きな特徴が、党総書記の「代理人」として、「党第1書記」というポストを設置したことと、「全国的な範囲で民族解放民主主義革命の課業を遂行」という文言を削除したことにある。

今回の規約改正はこの2点以外にも多くの条文を修正した。それは金正恩(キム・ジョンウン)政権が執権10年を経て、北朝鮮における憲法よりも重要な党規約を「金正恩時代の規約」に修正したということだ。

カテゴリ: 政治 社会
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執筆者プロフィール
平井久志 ジャーナリスト。1952年香川県生れ。75年早稲田大学法学部卒業、共同通信社に入社。外信部、ソウル支局長、北京特派員、編集委員兼論説委員などを経て2012年3月に定年退社。現在、共同通信客員論説委員。2002年、瀋陽事件報道で新聞協会賞受賞。同年、瀋陽事件や北朝鮮経済改革などの朝鮮問題報道でボーン・上田賞受賞。 著書に『ソウル打令―反日と嫌韓の谷間で―』『日韓子育て戦争―「虹」と「星」が架ける橋―』(共に徳間書店)、『コリア打令―あまりにダイナミックな韓国人の現住所―』(ビジネス社)、『なぜ北朝鮮は孤立するのか 金正日 破局へ向かう「先軍体制」』(新潮選書)『北朝鮮の指導体制と後継 金正日から金正恩へ』(岩波現代文庫)など。
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