
2%物価目標は“ポスト黒田”にも引き継がれるか ©︎AFP=時事
日銀は7月16日、新たに「気候変動対応を支援するための資金供給」(以下、気候変動オペ)を導入することを発表した。世界が脱炭素に進み始め、多くの中央銀行が気候変動対策に取り組む動きに足並みを揃えた格好だが、その背後には日銀の思惑も透けて見える。
簡単に気候変動オペを説明すると、「気候変動に対応するための取り組みを行っており、その内容について一定の開示を行っている企業」を対象に、日銀が“銀行を通じて支援”するというもの。

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