タリバンがアフガニスタン全土を掌握するなかで、国際社会はその対応に苦慮している。そのなかで、目立っているのがカタールとトルコである。両国ともタリバンを含む各政治勢力と交渉可能であり、国際社会とアフガニスタン、特にタリバンの間の窓口となっている。
ここでは、両国のなかでもNATO(北大西洋条約機構)の一員としてここ20年ほどアフガニスタンに積極的に関与し、イスラム教徒が多数を占める国としてアフガニスタンから一目置かれてきたトルコに注目し、2021年のトルコ外交の現状と展望に関して考察していきたい。
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