イラク議会選レポート:国民は何に怒っているのか?

執筆者:真野森作 2021年11月19日
カテゴリ: 政治
エリア: 中東
11月5日に行われた選挙結果への抗議デモ(C)AFP=時事
イラクの民主化後、5回目となる議会選挙が実施され、前回と同様のシーア派政党連合が勝利した。だが、現地を訪れると人々は口々に政治への不信感を語る。イラクの「建国」は、イラク戦争から18年を経ても未だ道半ばだ。

 

 米国が2003年開戦のイラク戦争でサダム・フセイン独裁政権を倒したイラクで10月10日、民主化以来5回目となる議会選挙が実施された。政治腐敗や高い失業率に怒る若者たちによる19 年秋の抗議デモをきっかけに、約半年前倒しとなった今回の選挙では、この国の複雑な構造が改めて浮かび上がった。

 愛国路線を掲げるイスラム教シーア派指導者ムクタダ・サドル師率いる政党連合が大勝し、今後のイラクはどう変化していくのか。

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執筆者プロフィール
真野森作 1979年生まれ、東京都出身。一橋大学法学部卒。2001年、毎日新聞社入社。北海道支社報道部、東京社会部、外信部、ロシア留学を経て、13~17年にモスクワ特派員として旧ソ連諸国をカバーした。大阪経済部などを経て、20年4月からカイロ特派員として中東・北アフリカ諸国を担当。単著に『ルポ プーチンの戦争―「皇帝」はなぜウクライナを狙ったのか』(筑摩選書、18年12月刊)、『ポスト・プーチン論序説 「チェチェン化」するロシア』(東洋書店新社、21年9月刊)がある。
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