終生のテーマとなった沖縄差別問題
渡米した大田は54年7月、ニューヨークにあるシラキュース大学大学院修士課程に入学しジャーナリズムを専攻する。
米国でジャーナリズムを勉強する中で、米国内の黒人差別をめぐる議論をきっかけに差別や偏見といった問題に関心を抱くようになった。そして多数派と少数派の関係の問題に関心を広げ、日本人の沖縄に対する差別について考えるようになる。日本における沖縄差別の問題は大田にとって終生のテーマとなった。
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