
孫文(中央)は毛沢東(左)、蔣介石(右=(C)中華民国総統府)にとっての「革命の父」だった
中国側が日本の悪口を並べるのは、かねて茶飯事的な風景である。言う中国人も言われる日本人も、もはや慣れたものだ。けれども最近は、日本側が中国の脅威を名指しで非難する。これはめずらしい。言う方も聞く方も慣れない感触があるのではないか。
日中の現在と過去
いわゆる「米中対立」、そしてウクライナ問題のあおりを受けた日中関係の一コマとはいえ、あからさまにここまで険悪な仲になったのも、近年では異例だといえよう。もっとも歴史をさかのぼれば、そんなことはない。

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