【月】3.11から3年(中)、新記事5本

執筆者:フォーサイト編集部 2014年3月24日

先週末は3連休でしたが、その間もフォーサイトでは更新記事をお届けしました。

まず土曜日には、藤沢数希さんの好評連載「結婚と離婚の経済学」第28回「女性が社会進出すると『婚外子』が増える」をアップロード。世界の先進国の婚外子比率は総じて50%前後。ふたりにひとりの子供が、法律上の婚姻関係ではないカップルから産まれてくる計算です。女性が社会進出すると「婚外子」が増えるのです。

また、塩谷喜雄さんの「STAP論文『なぜ』を問わずに組織防衛に走る『理研』(上)」もアップロード。騒動については”謝罪”しましたが、かと言って不正や捏造があったか否かはまだ調査中だと”逃げた”理研。そもそもの設立から今日までの変遷を辿ると、問題の本質が見えてきそうです。

そして、日曜日には、会田弘継さんの好評連載「国際論壇レビュー:クリミア併合を傍観『地政学的均衡』狙うオバマの『危険な世界観』」をアップロード。シリア問題でもそうでしたが、今回のロシアのクリミア侵攻でも、オバマ大統領は実質的に傍観者でした。その根底にある「世界観」には、思い込みを見直すべきとの批判が高まっています。

そして、本日の更新記事は、吉野源太郎さんの「3.11から3年(中)東京と福島――日本人の心の中にある『2つの素顔』」です。福島出身の1人の医師が、70歳を超えたいま、重い決断をしました。医師の歩みと想いを辿ると、そこには被災地出身者に、そして日本人に共通する苦しい”両面性”が見えてきます。

「専門家の部屋」では、「アメリカ」と「ロシア」に2本の新エントリ。

まず「アメリカ」には「ウクライナ危機:米国で加速する『エネルギー安全保障』論議」(足立正彦さん):ロシアにエネルギーを依存しているヨーロッパ諸国を救え! ウクライナ危機を受け、アメリカでも議論が加速しています。こちらは無料公開中です。

そして「ロシア」には「代償も多い『クリミア併合』のバランスシート」(名越健郎さん):経済制裁でロシアへの投資は減り、国民の生活状況は悪化も。旧ソ連圏は警戒感を持ち、国内では過激派の勢いが強まる――。損得をどう考えるか? こちらも無料公開中です。

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