ヘッジファンドがかぶる投資信託という名の仮面

執筆者:鷲尾香一 2007年7月号

かつての“市場の荒らし屋の手法”が、今では“究極の投資”ともてはやされている。だが、いったん読みが外れれば……。「オルタナティブ投資」。一般的にはあまり馴染みのなかった投資手法が、いま、脚光を浴び始めている。 たとえば爆発的な売れ行きとなっている投資信託だ。昨年七月の発売からわずか十カ月で二千七百億円の資金を集めた野村証券の投資信託「ノムラ・オールインワン・ファンド」は、五〇%の資産をオルタナティブ投資で運用している。また、世界有数の大手機関投資家である米大学基金(基金規模は十億ドル超)も「オルタナティブ投資に約四〇%の資産配分を行ない、高い運用効果を上げている」(日本の大手証券幹部)という。

カテゴリ: 経済・ビジネス
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執筆者プロフィール
鷲尾香一 金融ジャーナリスト。本名は鈴木透。元ロイター通信編集委員。外国為替、債券、短期金融、株式の各市場を担当後、財務省、経済産業省、国土交通省、金融庁、検察庁、日本銀行、東京証券取引所などを担当。マクロ経済政策から企業ニュース、政治問題から社会問題まで様々な分野で取材・執筆活動を行っている。
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