サイバーウォー・クレムリン
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米中が鎬を削るドローン「スウォーム戦略」

スウォームの運用場面(『YouTube』上に公開された「Air Force 2030 - Call to Action」より)
世界の戦場で飛び回るようになったドローンをロシア軍も活用しつつあることは前回紹介した(2018年4月9日「実は遅れているロシアの『ドローン』戦略」)。だが、ロシアがドローンを活用するならば、ロシアの仮想敵もまたドローンを戦場に投入してくる可能性が高い。
実際、シリアでは反体制派武装勢力による中国製ドローンからの小型爆弾の投下や、爆弾ごと目標に突っ込む「カミカゼ」攻撃が度々確認されている。2016年から2017年にかけてはイラクでも、モスル奪還を目指すクルド人部隊に対して「IS(イスラム国)」が同様の攻撃を行ったとの報道がある。

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