
ブータンへ出張して和食を振る舞うスポットさん
日本の外務省には「公邸料理人帯同制度」というのがある。日本大使が任地で和食の招宴を行うため、料理人を連れていく制度だ。この公邸料理人にタイ人が加わるようになって、今年で25年が経つ。最も長く勤めているのはスポット・カドペットさん(45)。現在は駐インド日本大使公邸の厨房を預かっている。
バンコクで始めた「指導育成教室」
一昔前、外務省ではこんなジョークが交わされていた。
「大使にとって大事なのは、1に料理人、2に次席(大使館のナンバー2)、3に夫人」

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