南北「板門店宣言」を読み解く(上)「米朝首脳会談」への地ならしという「意味」

金正恩党委員長(左)と文在寅大統領が署名し手交した「板門店宣言」を仔細に読んでみると……(C)AFP=時事

 

 韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)は4月27日、板門店の韓国側にある「平和の家」で南北首脳会談を開き、「朝鮮半島の平和と繁栄、統一のための板門店宣言」を発表した。北朝鮮の最高指導者が38度線上の境界を跨ぎ、韓国の地を踏むのは初めて。しかも、分断の象徴の場でもある板門店での南北首脳会談も過去2回ともなく、初めてだった。

カテゴリ: 政治 軍事・防衛
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執筆者プロフィール
平井久志 ジャーナリスト。1952年香川県生れ。75年早稲田大学法学部卒業、共同通信社に入社。外信部、ソウル支局長、北京特派員、編集委員兼論説委員などを経て2012年3月に定年退社。現在、共同通信客員論説委員。2002年、瀋陽事件報道で新聞協会賞受賞。同年、瀋陽事件や北朝鮮経済改革などの朝鮮問題報道でボーン・上田賞受賞。 著書に『ソウル打令―反日と嫌韓の谷間で―』『日韓子育て戦争―「虹」と「星」が架ける橋―』(共に徳間書店)、『コリア打令―あまりにダイナミックな韓国人の現住所―』(ビジネス社)、『なぜ北朝鮮は孤立するのか 金正日 破局へ向かう「先軍体制」』(新潮選書)『北朝鮮の指導体制と後継 金正日から金正恩へ』(岩波現代文庫)など。
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