南北「板門店宣言」を読み解く(上)「米朝首脳会談」への地ならしという「意味」

金正恩党委員長(左)と文在寅大統領が署名し手交した「板門店宣言」を仔細に読んでみると……(C)AFP=時事
韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)は4月27日、板門店の韓国側にある「平和の家」で南北首脳会談を開き、「朝鮮半島の平和と繁栄、統一のための板門店宣言」を発表した。北朝鮮の最高指導者が38度線上の境界を跨ぎ、韓国の地を踏むのは初めて。しかも、分断の象徴の場でもある板門店での南北首脳会談も過去2回ともなく、初めてだった。

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