経済の頭で考えたこと
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混迷EUで「ナショナリズム」「反自由主義」に突き進むハンガリー3選「オルバン首相」

EU存続のカギを握るハンガリーのオルバン首相 (C)AFP=時事
欧州連合(EU)における中東欧の位置づけが、混迷の度を加えている。かつての共産圏内部で、ブリュッセルにあるEU本部の「上から目線」に対する反発が強まっているからだ。その反発は、ポスト共産主義に向けた改革(post-communist reforms)の途上にある旧共産圏の“改革はEUの中核的国々の正規路線と時に異なったものとなってもやむを得ないではないか”という政治的主張と捉えることができる。

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