天然ガス「環境安全ブランド」プレミアム商法は日本でも普及するか

執筆者:岩瀬昇 2018年9月10日
エリア: 北米
アメリカ北中西部ノースダコタ州にあるシェールガス生産施設(C)AFP=時事

 

「シェール革命の父」と呼ばれたジョージ・ミッチェルは、きわめて矛盾した性格をしていた、と息子の1人が語っている。すなわち、人口増がもたらす人類の未来を危惧していたが、自らは10人の子供と23人の孫、さらに数え切れない程の曾孫に囲まれていたし、シェール層から経済的に天然ガスを採取する手法を確立したのに、シェールガス生産が将来、環境問題を引き起こすのでは、と懸念していた、というのだ。

 そのジョージは、94歳で天寿を全うする前年の2012年8月、『日本経済新聞』とのインタビューで次のように語っている。

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執筆者プロフィール
岩瀬昇 1948年、埼玉県生まれ。エネルギーアナリスト。浦和高校、東京大学法学部卒業。71年三井物産入社、2002年三井石油開発に出向、10年常務執行役員、12年顧問。三井物産入社以来、香港、台北、2度のロンドン、ニューヨーク、テヘラン、バンコクの延べ21年間にわたる海外勤務を含め、一貫してエネルギー関連業務に従事。14年6月に三井石油開発退職後は、新興国・エネルギー関連の勉強会「金曜懇話会」代表世話人として、後進の育成、講演・執筆活動を続けている。著書に『石油の「埋蔵量」は誰が決めるのか?  エネルギー情報学入門』(文春新書) 、『日本軍はなぜ満洲大油田を発見できなかったのか』 (同)、『原油暴落の謎を解く』(同)、最新刊に『超エネルギー地政学 アメリカ・ロシア・中東編』(エネルギーフォーラム)がある。
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