「サウジアラムコ」IPOは「2021年までに」と明言したムハンマド皇太子の真意

執筆者:岩瀬昇 2018年10月9日
エリア: 中東
メディアを利用した宣伝戦略か(『ブルームバーグ』サイトより)

 

 東京時間10月6日(土)未明に掲載された『フィナンシャル・タイムズ』(FT)の米産業・エネルギー部門担当記者エド・クルックスによる「Saudi crown prince says Opec working to keep oil prices down」を読んでいたら、サウジアラビア(以下サウジ)のムハンマド・ビン・サルマーン皇太子が『ブルームバーグ』とのインタビューで、アメリカからの価格引き下げ要請に応えるべく、ロシアらと共に増産している、という発言に加え、「サウジアラムコ」のIPO(株式公開)を2020年後半か2021年に行うと語った、と記載していた。びっくりして、FTの記事から該当記事に飛んで、読んでみた。

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執筆者プロフィール
岩瀬昇 1948年、埼玉県生まれ。エネルギーアナリスト。浦和高校、東京大学法学部卒業。71年三井物産入社、2002年三井石油開発に出向、10年常務執行役員、12年顧問。三井物産入社以来、香港、台北、2度のロンドン、ニューヨーク、テヘラン、バンコクの延べ21年間にわたる海外勤務を含め、一貫してエネルギー関連業務に従事。14年6月に三井石油開発退職後は、新興国・エネルギー関連の勉強会「金曜懇話会」代表世話人として、後進の育成、講演・執筆活動を続けている。著書に『石油の「埋蔵量」は誰が決めるのか?  エネルギー情報学入門』(文春新書) 、『日本軍はなぜ満洲大油田を発見できなかったのか』 (同)、『原油暴落の謎を解く』(同)、最新刊に『超エネルギー地政学 アメリカ・ロシア・中東編』(エネルギーフォーラム)がある。
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