岩瀬昇のエネルギー通信
(82)
「サウジアラムコ」IPOは「2021年までに」と明言したムハンマド皇太子の真意

メディアを利用した宣伝戦略か(『ブルームバーグ』サイトより)
東京時間10月6日(土)未明に掲載された『フィナンシャル・タイムズ』(FT)の米産業・エネルギー部門担当記者エド・クルックスによる「Saudi crown prince says Opec working to keep oil prices down」を読んでいたら、サウジアラビア(以下サウジ)のムハンマド・ビン・サルマーン皇太子が『ブルームバーグ』とのインタビューで、アメリカからの価格引き下げ要請に応えるべく、ロシアらと共に増産している、という発言に加え、「サウジアラムコ」のIPO(株式公開)を2020年後半か2021年に行うと語った、と記載していた。びっくりして、FTの記事から該当記事に飛んで、読んでみた。

「フォーサイト」は、月額800円のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。
フォーサイト会員の方はここからログイン