
菅原道真を祭神としてまつる北野天満宮(筆者撮影)
毎年1月25日は「左遷の日」なのだそうだ。昌泰4年(901)のこの日に、平安京から大宰府に左遷させられた歴史上の人物がいた。それが、学問の神として名高い菅原道真である(受験シーズンに登場いただいたのは、何かの縁か?)。
幽閉されたまま憤死
九州に赴くとき菅原道真が詠んだ次の歌は、あまりにも有名だ。
東風(こち)吹かば にほひおこせよ梅の花 あるじなしとて春な忘れそ
左遷の憂き目に遭った人間の悲哀が、込められている。

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