岩瀬昇のエネルギー通信
(127)
案の定「エクソン」「シェブロン」シェールガス増産の「強気」

テキサス州パーミアン陸盆のシェールガス掘削設備。増産の準備も進んでいる(C)AFP=時事
本欄2019年1月7日の『2019年原油価格:2018年の「見誤り」から分析する「シェール」「先物」動向』の中で、2019年の原油価格の「上値が重い」と判断する主因として、財務能力があるスーパーメジャーがシェール事業へ本格的に参入したこと、を挙げたのだが、読者の皆様はご記憶だろうか。
外部資金を必要としないスーパーメジャーは、価格が下落しても開発計画を変更する必要がなく、パイプライン不足には「DUC(Drilled but Uncompleted=掘削済み未仕上げ」坑井増加で対応できるので、増産基調は変わらないのでは、というのが判断根拠だ。

「フォーサイト」は、月額800円のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。
フォーサイト会員の方はここからログイン