
明治28(1895)年の日清講和条約(下関条約)で独立を獲得した朝鮮から、天皇に対して謝意を表したいと外交ルートを通じて照会があったことを報告した公文書(アジア歴史資料センター公開 / 国立公文書館所蔵)。文中に「朝鮮国大君主陛下」の文字が見える。なお下関条約の日本文では、「大日本国皇帝陛下」「大清国皇帝陛下」と表記されている
明治日本は17世紀・近世以来の従属関係を足がかりに、琉球の内地化をすすめた。いわゆる「琉球処分」である。1879年に琉球藩を沖縄県とした廃藩置県で、そのプロセスはおおむね完了した。

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