「明治150年記念 華ひらく皇室文化―明治宮廷を彩る技と美―」展が東京の学習院大学史料館と泉屋博古館(せんおくはくこかん)分館で開かれている。2018年から名古屋、秋田、京都を巡回し、2019年3月から最後の東京に移った。明治期の皇室文化にかかわる工芸品を中心とした品々を展示しているが、興味深いのは饗宴外交が皇室文化の発展に大きく寄与していることである。
意匠を凝らしたボンボニエール
本展は、明治期における皇室の美術工芸品に対する育成・奨励・保護という側面から、絵画、調度品、衣装、食器など、さまざまな分野にわたる品々を展示している。
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