岩瀬昇のエネルギー通信
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中国「レアアース市場」制覇で米国の「焦燥」
米中貿易紛争はいつまで続くのか?
「熱戦」に変化することがありうるのか?
あるいは「冷戦」が「構造」として根付いてしまうのか?
筆者の古い友人の中には、長いあいだ証券界に身を置いている御仁もいる。
彼が接触している人々のあいだでは、米中の対立は「技術」を巡る覇権争いが根源、したがって「解決」の目途はまったく立たない、という見方が強いとのことだ。世界貿易は阻害され、中国に製造拠点を数多く持つ日本企業への影響は長期に及び、しかも壊滅的なものになると予想されている。したがって、日本株は大きく下げざるを得ないだろうと、きわめて悲観的なのだそうだ。

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