米「利下げ」大混乱が浮き彫りにした「トランプ」「FRB」の歪な関係

”パウエルの背後にトランプあり”(C)EPA=時事
7月31日の米国の「10年半ぶり」の利下げ後、世界の株式市場と為替市場は大混乱に陥っている。
7月8日の拙稿「参院選直前『日銀の梯子外し』安倍首相の無責任発言」でその可能性を指摘しておいたが、実際に、米国は7月31日のFOMC(米連邦公開市場委員会)で2008年12月以来の利下げに踏み切った。短期金利の指標となるフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を、年2.25~2.50%から年2.00~2.25%に0.25%引き下げた。

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