岩瀬昇のエネルギー通信
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「OPEC総会」「プラス」減産合意報道の「落とし穴」

「サウジアラムコ」の企業価値についてはしきりに強調していたアブドルアジーズ王子(C)AFP=時事
「長丁場の『OPECプラス』会合取材に疲れて、2人とも筆致の鋭さを失っているな」というのが、一読後の感想だった。
12月5日の第177回「OPEC(石油輸出国機構)」総会と、その翌日に行われた第7回「OPECプラス」(ロシアなど非加盟産油国で構成)閣僚級会合取材のためにウィーンに出張している『フィナンシャル・タイムズ』(FT)のデービッド・シェパード(エネルギー部門編集長)とアンジリ・ラヴァル(エネルギー担当シニア記者)が書いた「OPEC and Russia agree deeper production cuts to prop up oil prices」という記事を読んでのことだ。

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