岩瀬昇のエネルギー通信
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劇的コストダウンを実現させた大手国際石油の「メキシコ湾」チャレンジ
かつては「ハバートの曲線」に代表されるように、再生不可能な石油の埋蔵量には限界があり、石油供給はいつか「ピーク」を迎えるものだ、との認識が大勢を占めていた。それが「ピークオイル論」だった。
だが、筆者が『石油の「埋蔵量」は誰が決めるのか?』(文春新書、2014年9月)で解説したように、「埋蔵量」とはその時々の経済条件と技術水準によって算定されるものだ。有限ではあるが、我々凡人の時間軸ではほぼ無限に近いものだ。

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