【木】新型コロナと給与、中南米感染急増、
   米アフガン撤退、「中東通信」2本

執筆者:フォーサイト編集部 2020年3月19日
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昨日午後、以下の2本の記事をアップロードしました。

「新型コロナ」蔓延であなたの「給与」はどうなる?(磯山友幸さん):連日報道される 新型肺炎の経済的損失。雇用や給与を揺るがす事態に、政府は早急な対応を迫られていますが、今後、わたしたちの「給与」はどうなってしまうのでしょうか。

 

感染急増の中南米で深まる「分断」「格差」(中南米の部屋・遅野井茂雄さん):アジアから遠く離れていることもあり、当初は新型コロナウイルスの影響が原定的だった中南米でも、感染者が急増しています。昨年末に大規模な抗議行動が起きたチリ。マドゥロ政権のもと慢性的な物資不足が続くベネズエラ。社会不安が一気に高まるおそれもあります。

 

17時には、『トランプ「今日のつぶやき」解説付!』(藤原朝子さん)も更新しています。「中国ウイルス」という呼称を定着させつつあるトランプ大統領に、さっそく中国から猛抗議が――。国内でも、いまになって「前からパンデミックだと思っていた」と言い始めた大統領に、SNS上でツッコミが殺到しています。

 

そして本日の更新記事は、こちら。

トランプは「アフガニスタン」から撤退できるのか(「平和構築」最前線を考える・篠田英朗さん):ようやく合意が実現した、アメリカとタリバンの和平。しかし、これですべてが終わったわけではありません。安定しないアフガニスタンの政情に加え、新型コロナウイルスの危機も……。トランプ大統領の公約「アフガン撤退」は本当に実現できるのでしょうか。

 

『池内恵の中東通信』も、以下の2本をアップロードしています。

早期に米国からの入国を止めたイスラエルの「先見の明」:感染拡大が早かったわけではありませんが、その対処は早かったイスラエル。ただ、経済・安保面で極めて密接な関係にある米国への対応には、ネタニヤフ政権としても苦慮したと見られます。それでも、米国を含む各国からの入国禁止措置といういち早い決断には見るべきものがありそうです。

 

イラン革命体制の高齢化した指導層は新型コロナに脆弱か:分かっているようでこれまであまり指摘されてこなかったイランの「脆弱性」。すなわち、指導層の「高齢化」とそれによる「硬直化」。この弱点に、もしかすると今回の新型コロナが大きく影響することになるかもしれません。

 

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