実は「最終調印」まだ「協調減産」サウジはメキシコを説得できるか

執筆者:岩瀬昇 2020年4月14日
「OPEC盟主」であり「G20」議長国であるサウジのエネルギー相アブドルアジーズ王子(「G20サウジアラビア」公式サイトより)
 

「OPECプラス」として4月9日(木)に「原則」合意した1000万バレル/日(BD)の協調減産だが、4月12日(日)現在、まだ最終「調印」には至っていない。「非OPEC」として「協調減産」に参加してきたメキシコが、「一律23%」すなわち「40万BD減産」を拒否し、「10万BD」にして欲しい、と要求しているからだ。

 サウジアラビアは「一切の例外は認めない」としてプレッシャーをかけているが、メキシコ側の態度も固く、打開できる見通しは立っていない。

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執筆者プロフィール
岩瀬昇 1948年、埼玉県生まれ。エネルギーアナリスト。浦和高校、東京大学法学部卒業。71年三井物産入社、2002年三井石油開発に出向、10年常務執行役員、12年顧問。三井物産入社以来、香港、台北、2度のロンドン、ニューヨーク、テヘラン、バンコクの延べ21年間にわたる海外勤務を含め、一貫してエネルギー関連業務に従事。14年6月に三井石油開発退職後は、新興国・エネルギー関連の勉強会「金曜懇話会」代表世話人として、後進の育成、講演・執筆活動を続けている。著書に『石油の「埋蔵量」は誰が決めるのか?  エネルギー情報学入門』(文春新書) 、『日本軍はなぜ満洲大油田を発見できなかったのか』 (同)、『原油暴落の謎を解く』(同)、最新刊に『超エネルギー地政学 アメリカ・ロシア・中東編』(エネルギーフォーラム)がある。
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