豪州が直面する「環境」か「雇用」か「二律相反」の苦悩

執筆者:岩瀬昇 2020年7月16日
エリア: オセアニア
ニューサウスウェールズ州ナラブライは小麦の産地としても知られる。こうした農地が「経済優先」で失われる危惧も(ニューサウスウェールズ州公式HPより)
 

 筆者が石油開発会社に勤務していたとき、親会社で石炭部長の経験のある同期入社の御仁が常勤取締役として着任してきた。確か、筆者がバンコク事務所長をしていたころだ。

 バンコクから東京に出張したとき、酒席を共にする機会があった。

 商社同期入社とはいえ、石炭部は鉄鋼部門に属しているため、エネルギー部門に属していた筆者は、それまで当の御仁と親しく話をしたことはかった。

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執筆者プロフィール
岩瀬昇 1948年、埼玉県生まれ。エネルギーアナリスト。浦和高校、東京大学法学部卒業。71年三井物産入社、2002年三井石油開発に出向、10年常務執行役員、12年顧問。三井物産入社以来、香港、台北、2度のロンドン、ニューヨーク、テヘラン、バンコクの延べ21年間にわたる海外勤務を含め、一貫してエネルギー関連業務に従事。14年6月に三井石油開発退職後は、新興国・エネルギー関連の勉強会「金曜懇話会」代表世話人として、後進の育成、講演・執筆活動を続けている。著書に『石油の「埋蔵量」は誰が決めるのか?  エネルギー情報学入門』(文春新書) 、『日本軍はなぜ満洲大油田を発見できなかったのか』 (同)、『原油暴落の謎を解く』(同)、最新刊に『超エネルギー地政学 アメリカ・ロシア・中東編』(エネルギーフォーラム)がある。
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