クーデターもあり得る「南米ガイアナ」内乱で石油開発「頓挫」の懸念

執筆者:岩瀬昇 2020年7月27日
エリア: 北米 中南米
ガイアナ及びスリナム沖合の鉱区図(各種資料を基に作成)=「JOGMEC」(独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構)舩木弥和子氏作成「Liza油田生産開始で産油国となるガイアナ」2019年12月27日より)
 

 石油開発事業に従事していると、「地下」と「地上」とでは異なる課題があると考えることがある。いや、こう区分するのは、筆者だけかもしれない。

 筆者の認識では、「地下」の課題とは、石油・ガスの賦存の問題だ。

 そもそも賦存しているのか。賦存しているとして、深度はどのくらいか、どのような広がりを持っているのか、厚さはどうか。あるいは賦存層に至る途中の地層状況はどうか、商業生産に持ち込めるか等々である。

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執筆者プロフィール
岩瀬昇 1948年、埼玉県生まれ。エネルギーアナリスト。浦和高校、東京大学法学部卒業。71年三井物産入社、2002年三井石油開発に出向、10年常務執行役員、12年顧問。三井物産入社以来、香港、台北、2度のロンドン、ニューヨーク、テヘラン、バンコクの延べ21年間にわたる海外勤務を含め、一貫してエネルギー関連業務に従事。14年6月に三井石油開発退職後は、新興国・エネルギー関連の勉強会「金曜懇話会」代表世話人として、後進の育成、講演・執筆活動を続けている。著書に『石油の「埋蔵量」は誰が決めるのか?  エネルギー情報学入門』(文春新書) 、『日本軍はなぜ満洲大油田を発見できなかったのか』 (同)、『原油暴落の謎を解く』(同)、最新刊に『超エネルギー地政学 アメリカ・ロシア・中東編』(エネルギーフォーラム)がある。
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