岩瀬昇のエネルギー通信
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増産で米「原油生産量回復」でも誤解は禁物「余剰生産能力」と「DUC」
本欄『フォーサイト』の利点の1つは検索機能だろう。
たとえば「余剰生産能力」で検索すると、本欄でこの語句が最初に使われたのは、まだ月刊誌だった2000年10月号に掲載された『“市場のカジノ化”が生む石油危機』(著者、小西太氏)という記事だったことが分かる。
もっとも当該小西氏論考は、原油生産と石油精製の「余剰生産能力」を混同しているので、説得力を喪失しているのが残念だ。

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