岩瀬昇のエネルギー通信 (306)

独エネルギー会社CEOが語った「決意」の意義

執筆者:岩瀬昇 2020年9月3日
エリア: ヨーロッパ
内容に賛否はあろうが、堂々たる論(「シーメンス・エナジー」初代CEOブルチ氏=同社HPより)
 

 若い友人たちがやっている「そうだ、海外へ行こう」(SKI)という勉強会で話をしたことがある。43年間のサラリーマン生活のほぼ半分、21年間を海外勤務で過ごした筆者への依頼は、「海外に行くことの意味」について、分かりやすい経験談をして欲しい、ということだった。

 考えて、考えて、若い仲間たちにぜひ理解して欲しい「違う」という言葉の意味を、次のように紹介した。

〈我々日本人が無意識に使っている「違う」という言葉、英語では何と言うでしょうか?

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執筆者プロフィール
岩瀬昇(いわせのぼる) 1948年、埼玉県生まれ。エネルギーアナリスト。浦和高校、東京大学法学部卒業。71年三井物産入社、2002年三井石油開発に出向、10年常務執行役員、12年顧問。三井物産入社以来、香港、台北、2度のロンドン、ニューヨーク、テヘラン、バンコクの延べ21年間にわたる海外勤務を含め、一貫してエネルギー関連業務に従事。14年6月に三井石油開発退職後は、新興国・エネルギー関連の勉強会「金曜懇話会」代表世話人として、後進の育成、講演・執筆活動を続けている。著書に『石油の「埋蔵量」は誰が決めるのか?  エネルギー情報学入門』(文春新書) 、『日本軍はなぜ満洲大油田を発見できなかったのか』 (同)、『原油暴落の謎を解く』(同)、最新刊に『超エネルギー地政学 アメリカ・ロシア・中東編』(エネルギーフォーラム)がある。
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