欧州「グリーン成長戦略」日本「長期戦略」かくも大きすぎる違い

執筆者:岩瀬昇 2020年9月12日
せっかくのグリーンエネルギーも「蓄電」技術のイノベーションが起きなければ意味がない(写真はイメージです)

 つい先日、某所でお話をする機会があり、国際石油市場の現状と今後の展開について所見を述べた。

 結論だけ紹介すれば、次のとおりである。

〈最重要かつ最大の不確定要因は、「新型コロナ」がいつ、どのように収束するか、である。素人談義なることを承知で言えば、ワクチンと治療薬が開発・実用化されるまで収束することはなく、その時期は早くて来年後半から来年末ではないか。したがって、世界景気も石油需要も、来年末までは「危機前」水準には戻らず、油価(WTI)も2021年末までは45~50ドルを天井とする上値の重い展開となるのではなかろうか〉

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執筆者プロフィール
岩瀬昇 1948年、埼玉県生まれ。エネルギーアナリスト。浦和高校、東京大学法学部卒業。71年三井物産入社、2002年三井石油開発に出向、10年常務執行役員、12年顧問。三井物産入社以来、香港、台北、2度のロンドン、ニューヨーク、テヘラン、バンコクの延べ21年間にわたる海外勤務を含め、一貫してエネルギー関連業務に従事。14年6月に三井石油開発退職後は、新興国・エネルギー関連の勉強会「金曜懇話会」代表世話人として、後進の育成、講演・執筆活動を続けている。著書に『石油の「埋蔵量」は誰が決めるのか?  エネルギー情報学入門』(文春新書) 、『日本軍はなぜ満洲大油田を発見できなかったのか』 (同)、『原油暴落の謎を解く』(同)、最新刊に『超エネルギー地政学 アメリカ・ロシア・中東編』(エネルギーフォーラム)がある。
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