
9月9日、建国記念日の祝賀行事を鑑賞する金徳訓首相(右)は、金正恩党総書記(中央)・李雪主夫人(左)と同じテーブルについている(『労働新聞』HPより)
北朝鮮は9月7、8日に行われた最高人民会議の議題に「組織(人事)問題」を挙げていたことから、人事特に国務委員会の人事が行われるのではないかとみられていたが、その見通しは外れ、最高人民会議の小規模人事が行われただけだった。
最高人民会議常任委員も外れた金英哲
会議では、最高人民会議常任委員会委員だった金英哲(キム・ヨンチョル)党政治局員(前党統一宣戦部長)が解任され、李善権(リ・ソングォン)党統一宣戦部長が新たに委員に選出された。また最高人民会議法制委員会委員長に朴寿日(パク・スイル)社会安全相、同委員にチャ・ミョンナム、呉秀容(オ・スヨン)両氏が、最高人民会議予算委員長には全(チョン)ヒョンチョル党経済部長、委員にキム・ユンシル、ファン・マンボクの両氏が補選された。

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