「人手不足」と外国人
「人手不足」と外国人(19)

ベトナム人留学生「『朝日新聞』配達」違法就労の「闇」(下)

ベトナム人ファット君が働く、『朝日新聞』販売所「ASA赤堤」(筆者撮影、以下同)

 

 出稼ぎ目的で来日した後、法律で許される「週28時間以内」を上回る就労をしている留学生は数多い。アルバイトをかけ持ちすれば、法律違反は簡単にできる。

 ただし、1つのアルバイトで「週28時間以内」を超えるケースは少ない。留学生を雇う側の企業も、入管難民法違反(不法就労助長)の罪に問われることを恐れるからだ。

 それが新聞配達の現場に限っては、留学生の違法就労が常態化している。しかも法律を逆手に取り、残業代すら支払われない。こんな理不尽な状況がまかり通っている職種は、外国人労働者が働く現場を長く取材している筆者も他には思い浮かばない。

フォーサイト最新記事のお知らせを受け取れます。
この記事をSNSにシェアする
執筆者プロフィール
出井康博 1965年岡山県生れ。早稲田大学政治経済学部卒。英字紙『THE NIKKEI WEEKLY』記者を経てフリージャーナリストに。月刊誌、週刊誌などで旺盛な執筆活動を行なう。主著に、政界の一大勢力となったグループの本質に迫った『松下政経塾とは何か』(新潮新書)、『年金夫婦の海外移住』(小学館)、『黒人に最も愛され、FBIに最も恐れられた日本人』(講談社+α文庫)、本誌連載に大幅加筆した『長寿大国の虚構 外国人介護士の現場を追う』(新潮社)、『民主党代議士の作られ方』(新潮新書)、『襤褸(らんる)の旗 松下政経塾の研究』(飛鳥新社)。最新刊は『ルポ ニッポン絶望工場』(講談社+α新書)。
クローズアップ
comment:9
icon
  • 記事の閲覧、コメントの投稿には、会員登録が必要になります。
フォーサイトのお申し込み
クローズアップ
  • 24時間
  • 1週間
  • f
  • 最新コメント
  • 最新トピック
  • 新着
  • 高評価
  • コメント数順
back to top